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コンディション骨格の個体差

アスリートの不調4分類——コントロールできるのは、どれか

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著者:アスリート再生プログラム「リスタート」(運営:株式会社HUREC)
研究監修:伊藤 龍平(株式会社HUREC 代表取締役)
医療監修:高村 武光(はり師・きゅう師)/烏山 司(スポーツ内科医)
公開日:2026.7.6
最終更新:2026.7.6
結論:不調の要因は心理・身体・技術・環境の4つ。すべてをコントロールできる人はいません。鍵は、もっともハンドルを握りやすい「身体——特に動き」から押さえること。動きが整うと、心と技術が連鎖して安定し、環境に対処する余裕が生まれます。

1. 不調の要因は、4つに分けられる

世界ナンバーワンのアスリートでさえ、常に好調ではいられません。ただ、安定して高いパフォーマンスを出し続ける選手は、不調の波をある程度ハンドリングし、波が下がる場面を減らすことができています。

アスリートのコンディションに影響する要因は、大きく4つあります。

① 心理的要因——心のコンディション。
② 身体的要因——体調、疲労、そして「動き」のメカニズム。
③ 技術的要因——課題に意識的に取り組んでいる間はパフォーマンスが下がりやすく、無意識にできる状態では安定する。
④ 環境的要因——気温・湿度、対戦相手、サーフェス、時差。もっともコントロールしにくい領域。

2. すべてをコントロールできる人は、いない

はっきり言えば、4つすべてをハンドリングできる人は、世界に一人もいません。だからこそ問うべきは——自分がコントロールできるのは、どれか。コントロールできるものに集中し、できないものはある程度手放す。この整理が、安定への第一歩です。

3. 最もハンドルを握りやすいのは、「動き」

私たちの答えは、身体的要因——その中でも「動き」です。動きは、習慣と学びでかなりコントロールできる領域だからです。

自分の骨格タイプを知り、「自分に自然な姿勢・歩き方・フォームはこれだ」と分かっていて、それを競技の中で再現できる状態にあれば——パフォーマンスは高いレベルで安定し、何より怪我をしづらくなります。負荷が膝や腰や肩に集まりにくいからです(スポーツは過酷な環境ですから絶対ではありませんが、平均より明らかに怪我をしづらくなると考えています)。

4. 「動き」が整うと、心と技術が連鎖して安定する

身体のコンディションが悪いと、心も引っ張られます。インフルエンザのときにポジティブになれないのと同じで、当たり前のことです。逆に、動きが「はまって」いる状態が続けば、心は安定しやすい。

さらに、技術は身体とほぼ一体の領域です。自分に合った動きで動けていれば、技術の再現性も高くなる。身体(動き)を押さえると、心と技術のハンドルも結果的に効いてくる——そして残った意識を、コントロールできない環境要因への対処に回せる。これが、トップ・オブ・トップの安定感の正体だと、私たちは考えています。

伊藤 龍平
伊藤 龍平研究監修|株式会社HUREC 代表取締役

不調の相談を受けるとき、心・技術・環境の話から入る選手がほとんどです。しかし動きの状態を確認すると、そこに原因が見つかることが多い。「動きは自分でハンドルを握れる」——この事実を知るだけでも、不調への向き合い方は変わります。

5. 不調の波に振り回されないために——よくある考えの整理

「不調はメンタルの問題だ」

心理の影響は確かにあります。ただ、心は身体に引っ張られます。動きの側から整えるほうが、実はハンドルを握りやすいのです。

「環境が悪かった。仕方ない」

環境はコントロールできません。ただ、動きが安定している選手ほど、環境の変化に割ける余裕が生まれます。手放すためにも、まず握れるものを握ることです。

「調子は、水物だ」

波をゼロにはできません。ただ、波の大きさと水準は変えられます。「たまたま」を「いつも」に近づける鍵が、自分に合った動きの再現です。

6. 何から始めるか

4つの要因のうち、いちばんハンドルを握りやすい「動き」から。自分の骨格タイプを知り、自分にとって自然な動きを再現できる状態を作る——それが、不調の波を小さくする、遠回りに見えて最短の道です。

セルフチェック|「動き」から立て直せるサイン
2つ以上当てはまる場合、握るべきレバーは心や環境ではなく「動き」かもしれません。自分の骨格タイプを知ることが、波を小さくする起点になります。

7. よくある質問

アスリートの不調は、何が原因で起きるのですか?
不調の要因は、心理・身体・技術・環境の4つに分けられます。すべてを同時にコントロールできる人はいません。だからこそ、自分が握れる要因に集中することが安定につながります。
4つのうち、どれを優先してコントロールすべきですか?
最もハンドリングしやすいのは身体、なかでも「動き」です。自分の骨格に合った動きを再現できると、心も技術も連鎖して安定し、環境に余裕を持って対処できるようになります。
メンタルや環境が原因の不調は、どうすればいいですか?
環境は最もコントロールしにくく、心も直接は御しにくい要因です。ただ体のコンディションが整うと心は引っ張られにくくなります。まず動きを整えることが、心・環境への波及を小さくします。
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著者:アスリート再生プログラム「リスタート」
運営:株式会社HUREC

「骨格の個体差」を10年以上研究してきた専門家集団HURECが運営する、プロアスリートのための再生プログラム。研究にもとづき、怪我・不調・スランプ・加齢に悩むアスリートの「合った動き」の回復を支援している。

伊藤 龍平
研究監修:伊藤 龍平
株式会社HUREC 代表取締役

医師・理学療法士・鍼灸師、トップアスリート指導者など身体の専門家で構成される研究団体HURECを組織し、10年以上にわたり骨格の個体差(先天的特質)を研究。その研究から「骨格動作タイプ」を16種類に体系化。各種競技のオリンピックアスリート、日本代表選手、などからも多くの支持を受ける。

高村 武光
医療監修:高村 武光
はり師・きゅう師/連動性シニアトレーナー

高校時代に脊椎分離症を経験し、リハビリをきっかけに医療の道へ。森ノ宮医療大学で鍼灸師(国家資格)を取得。サッカー・ソフトボール・テニス・パデルなど複数競技の日本代表を含むアスリートのトレーナーとして活動する一方、変形性股関節症・膝関節症など高齢者の症状にも対応。骨格の個体差にもとづく"連動性トレーニング"を修め、現行最上位資格「連動性シニアトレーナー」に認定される。医療専門職の育成も行う。

烏山 司
医療監修:烏山 司
スポーツ内科医/日本スポーツ協会公認スポーツドクター

スポーツドクターとしてアスリートの内科的サポートに従事し、株式会社HURECの医学顧問を務める。自身も高校時代にソフトテニスでインターハイに出場するなど、スポーツに高い関心を持つ。フルマラソンは2時間34分(市民ランナー上位0.5%)で完走。

出典・参考
  1. HURECアスリートチャンネル「アスリートの不調4分類」(動画)
  2. 株式会社HUREC「骨格・動作タイプ検査」資料(2026)

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私たちHURECは、このプログラムに本気で取り組んでいます。「もう一度」と本気で願うあなたとなら、根本から、最後まで一緒に歩けると信じています。
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本記事は、株式会社HURECの研究・実践に基づく一般的な情報提供であり、特定の症状の診断・治療を行うものではありません。強い痛みや急性の外傷がある場合は、医療機関の受診をご検討ください。